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シンガポール進出

2020/09/07

【海外進出を現地に学ぶシリーズ・美容業界編】シンガポールスパ&ウェルネス(SWAS)協会会長、Edward Wong氏との対談インタビュー

 

この方にインタビューしました!

Edward Wongさん

SWAS会長
Esth’EdeS 研究所所長

紹介

シンガポールスパ&ウェルネス協会(SWAS)は、ウェルネス産業の事業家や専門家により2004年に設立されました。公正な商慣行、コミュニケーション、ネットワーキング、シンガポールにあるその他の組織と会員との協力を奨励し守る為に作られました。

SWASは現在、ウェルネス産業のビューティ、スリミング、ヘア、ネイル、スパ、心と身体のフィットネス、マッサージ業界を代表する協会として、その役目を担っています。 業界標準の向上、教育、トレーニングに取り組んでおり、会員の事業や開業医の管理及び運営能力の強化に努められています。

シンガポールビューティー&ウェルネス業界のシンガポールからの海外進出に関し、SWAS会長に今後の見解を共有いただくという目的で、今回この対談を行いました。

協会について教えてください。

シンガポールスパ&ウェルネス協会は、公正な商慣行と産業の能力開発を目的としてシンガポールのビューティ&スパの事業家や専門家により2004年に設立されました。

サロンやスパの法人会員(ヘア、美容、スパ、マッサージ)約400人からなる協会です。他にもビューティ協会はありますが、我々が一番と言えるでしょう。会員企業は高い基準を持つ老舗企業が多いです。

我々の主な活動は、政府当局とその他の組織間の意思伝達を容易にすること、そして能力開発、ネットワーキング、シンガポールやその他の国への事業進出等を含む会員の関心を高める事です。

ご自身やご自身の事業についてお聞かせください。新製品はどこから仕入れているのですか?

私はSWASの会長とは別に、スイスブランドのシンガポール法人のオーナー兼ビジネス顧問・経営コンサルタント会社の主任コンサルタントをしています。経営コンサルタント協会(シンガポール)の認定経営コンサルタント兼理事会メンバーです。コンサルタントとしては、ウェルネス、リテール、サービス産業の起業家や中小企業を支援しています。

私は、1986年に美容製品の販売業者として、ビューティー&ウェルネス産業に参入しました。そして1990年にEdeSブランドの専門美容トリートメント製品事業を創設しました。EdeS Spa製品はサロンや専門家セラピストを通じて販売されています。主にスイスやヨーロッパの国々の既存の大手製造業者と直接取引を行っています。

以前は、新製品を求めて展示会に行く人も多くいましたが、最近では欲しい製品についてオンラインで検索する人も増えています。インターネットは、特に欲しいものが分かっている人にとっては便利なものです。展示会に足を運ぶことは時間も取られ、費用がかかります。しかし、新製品やアイデアを探す為には最適の場所です。私はこの業界に30年間いますので、製造業者、サプライヤー、卸売業者等多くの関係者を知っています。ですから、幅広い交友関係とトレンド、新製品、方法論に関する多くの情報を持ち得ています。

アジアではビューティ&ウェルネス製品の展示会が多く開催されています。日本の展示会の対象は日本人市場寄りという印象です。協会の会員は、インターネットで新製品を開拓する人もいれば、協会を通してパートナー候補を探す人もいます。

海外進出を成功させる為に企業(ベンチャー企業、中小企業、大企業)にとって最も重要なことは? 海外進出を決める前に考慮すべき点はなんですか?

海外進出は容易なことではありません。多大な努力、資金そして成功する運が必要となります。自身の製品をただただ輸出し、輸入者に全てを任せるのか、代理店を探して一緒に協力してやっていくのか、市場開発・拡大を全て自社で行うのか、それによって事業戦略や関与度はかなり異なります。まず初めに、海外進出を決定する前に、企業は、自身の国内市場、強み、製品、資金などを考慮に入れなければなりません。

新しい市場に参入するには、現地の文化、消費者の好み、規制や競合相手等に合った事業戦略に対応する必要があるので時間を要します。従って、ターゲットを明確にすることが重要(アンチエイジング向け、若者向け、男性向け等)です。シンガポールは日本や他のアジアに比べ市場が小さいので、参入前に、対象となる消費者や購入習慣を研究し理解する必要があります。

日系企業がシンガポールにおける事業開発をしようとしているなら、日本で事業が成功していることがマストです。資金管理や、市場を研究し理解できる人材も必要となります。まず最初に浮かんでくる質問は、「自社の製品は海外進出に向いているだろうか?」となるでしょう。異なる業界では、要件が異なります。企業は、シンガポールへの化粧品やサプリメントの輸入に必要な登録やライセンスの関連規約について理解しておく必要もあります。

テスト販売は費用をあまりかけずに、実際に現地の状況について学ぶことができるので、良い施策と言えます。ですからそのようなプラットフォームを日系企業に提供しているGPCは、正しい方向に向かっていると思います。

シンガポール企業は日系企業にどのような製品を求めていますか? どのような情報を準備し提供すればよいでしょうか?

シンガポール企業は、低価格で質の高いユニークで魅力的な商品を常に探しています。日本からの製品でこれだという特定の名前は挙げれませんが、シンガポールの消費者が興味を持つかもしれない製品がまだまだたくさんあります。

必要な書類についても、製品によって異なります。一般的には、会社情報、事業情報、製品情報そして、特別な材料もしくは特許取得済みの場合は関連書類を提出する必要があります。シンガポールはビューティー&ウェルネス製品の材料に関しては非常に厳しいです。消費者にとってリスクを伴うと考えられる材料や、人の幹細胞等のように例外的なものは、シンガポールでは通常許可されません。

海外進出を考える際、シンガポール企業はどの国の海外市場を検討していますか? パートナー候補はどのように探すのですか?

ビューティー&ウェルネス産業の企業は、自身の事業目的、製品、消費者、価格等によってターゲット国を選定します。また、シンガポール企業は自身の製品を海外進出することを念頭に置いています。マレーシアとインドネシアは、シンガポールの卸売業者の主な輸出先となっています。事業が確立されていればいるほど、既に自身の流通経路を持ち得ているもしくは、これら2か国にオフィスを設けています。輸出業者は、それぞれの国で正しいパートナー、輸入業者、代理店を見つける事ができるかが決め手となります。

パートナー候補を探す手立ては、紹介、ビジネスマッチング、展示会、直接調達等たくさんあります。しかし、強力なパートナーシップを築くには時間を要します。

海外で事業を行う、もしくは海外パートナーと仕事をする上で、シンガポール企業が直面する一般的な課題は何でしょうか?

ビューティー&ウェルネス産業のシンガポールの企業は、概して中小企業もしくは資金が限られています。対象となるシンガポール企業には、政府からマーケティングとマーケティング開発の支援が提供されます。

韓国ビューティーVS日本ビューティー シンガポールではどちらが人気ですか?

韓国美容製品の方が日本製より人気があり、おしゃれで、低価格です。これは主に韓国映画やK-pop文化のおかげで、彼らはブランド戦略に長けています。

シンガポールから海外へ、もしくはシンガポールへ事業進出を考えている企業に対して、SWASはどのような支援をしています? 政府からも支援はありますか?

SWASは製品を我々の会員へ紹介し、その導入を促進することができます。シンガポールの企業の場合、SWASがマーケティングを促進し、現地と海外両方の事業拡大を円滑に進めることができます。

シンガポール政府は、シンガポール企業の海外事業の促進の支援を積極的に提供しています。

ASEANもしくは世界の中でシンガポールのビューティー&ウェルネス産業の立ち位置は? 今後10年間で成長を遂げるとお考えですか?

シンガポールは多国籍の観光業やビジネスの中心地として、モダンで高級なショッピングモール等、東南アジアにとって重要な場所となっています。しかし、人口が少ない単一気候都市であるため、購買力に限りがあります。

ビューティー&ウェルネス産業は概して成長を遂げています。しかし新型コロナウィルスの影響で現時点では不明確かつ変化の年と言えるでしょう。現在、オンライン販売への移行がトレンドとなっています。シンガポールの立ち位置は今後10年間も変わらないでしょう。ASEANの急速な発展に伴い、事業戦略は、その製品や対象となる市場によって異なってくるでしょう。

弊社顧客のテスト販売製品をSWAS会員の方にご紹介いただくことは可能でしょうか?

もちろん。ビジネスマッチングセッションを希望でしたら、我々の会員を集め開催することができます。Webinar, Zoom, Facebookライブ等で開催できます。日本製品に興味がある会員は参加するでしょう。